近年では、田舎暮らしの魅力に注目が集まることが多く、移住支援も充実しています。
しかし、都会暮らしのメリットが無くなった訳ではありません。
今回の記事では、都会に住むメリットと、田舎暮らしとの生活コストの比較を紹介していきます。
リモートワークでも都会に住むメリットも解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
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都会暮らしのメリット5選
田舎での暮らしと比較して、都会で暮らすメリットは次の5つです。
- 交通の便が良い
- 買い物に困らない
- 仕事の機会が豊富
- 志望校が見つかりやすい
- 人との出会いが多い
ここでは、それぞれの特徴について、紹介していきます。
都会に住むメリット①:交通の便が良い
都会では、交通の便が良く、移動にかかる時間や手間が省けるのがメリットです。
電車やバスなどの公共交通機関が整備されており、車が無くても移動に不便しません。
東京都心では、山手線をはじめとする多くの路線があり、駅から徒歩圏内で用事を済ませてしまうことが可能です。
田舎暮らしのように交通手段が限定的では無いので、時間の節約や移動のストレス軽減につながります。
都会に住むメリット②:買い物に困らない
都会には、様々なお店やサービスが揃っており、買い物に困ることはありません。
都市部にしか無い小売店や飲食店もあり、常に新しい流行を感じることができます。
また、デパートや専門店が集まっていて、買い物や食事を一箇所で済ませることも可能です。
欲しいものがすぐに買える環境は、都会暮らしならではの魅力です。
都会に住むメリット③:仕事の機会が豊富
都会に住むことで、仕事の機会が豊富にあります。
都市部には多くの企業が事務所を構えているので、求人の数が多く、働く場所に困りません。
また、営業先となる会社の数も多いので、仕事に繋がるチャンスが多くあります。
都会に住むメリット④:志望校が見つかりやすい
都会には、教育機関が集まるため、志望校を見つけやすくなるのもメリットです。
文部科学省のデータによると、東京都の大学数は2位の大阪府と比べて2.5倍以上の143にもなります。
順位 | 都道府県 | 大学数 |
---|---|---|
1 | 東京都 | 143 |
2 | 大阪府 | 56 |
3 | 愛知件 | 52 |
~ | ~ | ~ |
46 | 島根県 | 2 |
46 | 佐賀県 | 2 |
東京都では、東京大学や早稲田大学などの有名大学が集まり、進学先を選ぶ際の選択肢が広がります。
そのため、田舎から都会へ一人暮らしをして、大学生活を送る学生も多いでしょう。
都会に住むメリット⑤:人との出会いが多い
都会で暮らしていると、新しい出会いや交流の機会が多いのも魅力です。
オンラインでのコミュニティも当たり前の時代ですが、オフ会などが開催されるのは都市部がほとんどです。
また、様々なカルチャーイベントや交流会が開催され、自分には無い考えの人々と出会うことで、新しい発見もあります。
人との出会いが多い都会暮らしは、人間関係の充実や新しい刺激を得ることができるでしょう。
都会暮らしの生活コスト
田舎暮らしの方が、生活コストが安いとは限りません。
雪国へ移住することで、暖房を使う機会が増えて、光熱費が上がるということもあります。
ここでは、都会暮らしの生活コストを見ていきましょう。
住居費
都会暮らしの住居費は、田舎に比べて高い場合がほとんどです。
エリア | ワンルーム | 1LDK/2K/2DK | 2LDK/3K/3DK |
---|---|---|---|
東京都港区 | 10.9万円 | 20.3万円 | 30.3万円 |
栃木県宇都宮市 | 4.2万円 | 6.2万円 | 6.7万円 |
参照:【SUUMO】全国の賃貸家賃相場・賃料相場の目安を調べる
同じ関東圏内でも、東京都港区のワンルーム家賃相場は10.9万円ですが、栃木県宇都宮市のワンルームの家賃相場は4.2万円です。
ファミリー層が住む場合は、さらに住居費の差が大きくなります。
都会暮らしの利便性と家賃のバランスを考えて、住むエリアを考えることが大切です。
食費
都会暮らしの食費は、田舎に比べると、やや高い傾向があります。
同じスーパーでも、都会の店舗は人件費や維持費が高くなるため、商品の価格にも影響があります。
また、田舎のように地元で取れた野菜や魚が、安く売られている機会も少ないことも理由の1つです。
しかし、都会暮らしは食品や外食のバリエーションが豊富で、田舎暮らしよりも魅力的な部分もあります。
光熱費
都会暮らしの光熱費は、田舎暮らしと比べて大きな差はありません。
むしろ、積雪エリアに住んでいる場合は、冬に暖房を使用する量が増えて、都会よりも光熱費が高くなります。
また、都市ガスではなくプロパンガスを契約している場合も、ガス代が高い傾向にあります。
都会暮らしをする際に、無駄遣いをしなければ、光熱費が問題になることも無いでしょう。
収入
都会の職場で仕事をする方が、田舎よりも収入が増える傾向があります。
エリア | 令和4年度最低賃金 |
---|---|
東京都 | 1,072円 |
愛媛県 | 853円 |
1ヶ月で160時間の労働をした場合、東京都では171,520円に対して、愛媛県では136,480円の給料しか貰えません。
都会暮らしでは、生活コストが高いため、企業が給与を高く設定しないと雇用ができないことが理由です。
リモートワークでも都会に住むべき理由
リモートワークが増えたことで、田舎への移住もハードルが下がりました。
しかし、簡単に田舎への移住を決断すると、後悔することがあるでしょう。
ここでは、リモートワークでも都会に住むべき理由を紹介していきます。
仕事の選択肢が多い
都会に住むことで、リモートワークにおいても仕事の選択肢が広がるでしょう。
リモートワークが一般化しているものの、定期的に出社が必要な会社の方が多いからです。
また面接時にも対面で話をしたり、直接オフィスを見る方が総合的に職場を判断することができます。
仕事仲間との交流ができる
都会に住むことで、リモートワーク中も同僚や業界の仲間と交流がしやすくなります。
リモートワークの場合は、給与条件が良い都市部の会社で働くことを選ぶ人が多いでしょう。
当然、会社の飲み会やサークルに参加するには、職場近くまで出向かなくてはいけません。
その際に、遠方だと移動が大変ですが、都会に暮らすことで集まりに参加しやすくなります。
オフラインの交流をすることで、互いをより理解して、仕事にも良い影響を生むことが期待できるでしょう。
プライベートの楽しみが豊富
都会に住むことで、プライベートも充実し、ストレスの解消やリフレッシュができます。
都会には、レストランやカフェ、ショッピングモール、映画館、美術館などの娯楽施設が豊富にあります。
また、交通アクセスも良好で、友人や家族との交流がしやすく、リフレッシュの場が多く存在します。
仕事だけでなく、プライベートの楽しみ方も豊富なことが、都会暮らしのメリットです。
まとめ
今回は都会に住むメリットを、様々な角度から紹介していきました。
各記事を全て考慮したうえで、住む場所を考えると良いでしょう。
「田舎暮らし」と「都会暮らし」は、どっちが正しいということはありません。
住む人によって変わるので、自分にとって良い選択ができるように、この記事を参考にしてみてください。